2011年05月27日

その68:先生の語学力

「おお、ラモンくんだ」
ロンドンの広場で声をかけられて振り向くと。

ドキッ☆海賊だらけのロンドン広場

声の主は赤目の海賊だった。
周囲にはZophyをはじめ他にも札付きの賞金首が集まっている。
ただでさえ恐ろしい彼らだが、揃いの軍服を着ていてさらに迫力がある。
カッコイイな制服。

「見てるぜ、航海日誌。いつも楽しませてもらってる、ありがとう」
まさかイングランド人の読者がいるとは思わなかった。
「航海日誌に国籍なんて関係ないさ!」
Routeの言葉は正しいのだが、今までイングランドとほとんど縁がなかったので、彼らに知られていること自体が不思議な感覚だ。

でも、この頃私は航海日誌を続けるか悩んでいたので、彼の一言は大きな励みになった。
改めてここでRoute氏にお礼を述べたい、本当にありがとう。

この日をきっかけに航海日誌を再び書き始めることになったのだが、遅れに遅れている航海日誌が、ようやくこの日に追いついたというわけだ。
まぁ、その間に同じだけ現実時間が先に進んでしまったので、実際にはさっぱり追いついていないのだが。

航海日誌をめくる
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2011年05月22日

その67:さまよえるオランダ人

「せっかくみんなで集まったのだから、みんなで楽しめることをやりたいね」
と提案したのが運の尽き、私が『みんなで楽しめること』を探すことになった。

面白そうな話を求めて冒険者ギルドに入る。
依頼仲介人の前で立ち止まると、あめんてっとがそっと教えてくれた。
「艦隊の時は、もう2.3歩仲介人に近いと、後ろの人も仲介人と話せるよ」
こういうことは経験しないとわからないことで、私の艦隊経験の浅さが見事に露呈してしまった。

私は一つの依頼を受け、それから依頼斡旋書を使い始めた。
「もう請け負ったんだよね? 二つは受けられないよ?」
女性陣から一斉にそんな声が飛ぶ。
失礼な、私が考えなしにこんなことをするとでも!?

一つ依頼を受けてキープしておいてから、他にもっと面白い仕事がないか探していただけなのだが、こんなことをするのは私だけなのだろうか?

航海日誌をめくる
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その66:クリスティナの秘密

「ちょとクリスティナに好みを聞いてこよう」
リスボンに帰還した後の冒険者ギルドで、あめんてっとが突然言い出した。
『クリスティナの好みの男を探れ』という依頼を見つけたらしい。
……冒険者ギルドって、もしかして暇を持て余してるんだろうか。
あるいは、ギルドの偉い人が知りたくて依頼に混ぜたとか?

調査そのものは簡単に終わった。
「つまりマスターに気に入られないとクリスティナは口説けない、と」
私が真面目な顔で調査結果を総括していると、その横で一緒に仕事を終わらせた女性陣がなぜか揃って私を見ている。
私をじっと見つめる彼女らの視線……。
間違いない、これは彼女たちがよからぬことを考えているときのサインだ。

航海日誌をめくる
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