2010年12月31日

その8:親切な船大工

互いに挨拶をした後、彼はいきなり切り出した。
「お金足りてます?」
・・・・・・はい?

何度も聞き返した末にようやく、私の船が最初のままなのを見て、買い換えを勧めていることを理解できた。
まさに買い換えようと思っていたところなので、正直にそう言った。
すると、彼は何も言わずに酒場の外へ駆け出した。
「レベル上げのついでに造ってきます」

たしかに渡りに船ではあるのだが、私の意思も確認せずに・・・。
張り切るその後姿に、私は一抹の不安を覚えた。

彼と出会ったのは、酒場でマドリー姫と話しているときだった。
船の建造を買って出てくれたのは、たしかにいいタイミングであったし、ありがたかった。
購入費用までもタダというのは、やりすぎとは思うが、船大工のポリシーなら尊重したい。

けれど、会って話しただけで金貨10万枚プレゼントは、さすがにやりすぎ。
「海の男たるもの、自分の食い扶持は自分で稼ぎたい」と言っても、反応は今ひとつ。
断ると今度はクエストを代行(もはや手伝うという次元ですらなく)してくれそうになった。
『初心者のために何かしてあげたい』という気持ちは伝わってくるのだが、当の初心者である私が何を望んでいるのかを知ろうとしないのでは本末転倒だ。


念のためことわっておくが、彼は悪い人ではなく、むしろいい人だ。
ただ、儲かる方法やレベルを上げる方法を教えることを望まれていると思い込んでいるのだろう。
彼自身が初心者のときベテランプレイヤーから金貨1,000万枚を貰ったそうで、そのときの体験が、自分も初心者に同じことをしてやりたいと思わせているのではないだろうか。
善意からやっている分、断りづらいし理解もしてくれないので、余計に困るのだが。

もちろん、私だってお金やアイテムが嬉しくないわけではないし、受け取ることに抵抗がない人もいるだろう。
これが逆に、私がベテランで彼が初心者だったら『もっと有益な情報を教えてくれよベテランなんだろ!』という気持ちなのかもしれない。

でもそんな初心者は、私はイヤです。

初心者はやはり苦労すべきで、その苦労が達成感を増すのだから、ベテランに求められているのは助言役だろう。
気持ちはわかるが、サポート役は脇役であって主役ではないと思うのだが、いかがだろうか。

船大工
かなり本気で心配される私。
船大工さんは貴族の少年のような身なりをしている。
posted by すぽきゅん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラモンの航海日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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