2011年04月24日

その50:残念な子

私がバルセロナで美術品を届け終えた頃、ソフィヤからテレパシーが届いた。

ヨーロッパへ戻ってくる途中というソフィヤが東アジアや東南アジアがどれほど危険か、自身が海賊に襲われた体験を交えて語るのを、私は羨ましく思いながら聞いていた。
怖いとか、命からがらという単語が出てくる割には悲壮感がなく、むしろそのスリルを満喫しているように感じられる。
私が同じように危険を満喫できるのは、いったいいつになることやら。

そうため息をつくと、ソフィヤは言った。
「そう思うなら、アルヴェロ君を邪険に扱わないであげてください」
私の日記で、アルヴェロを軽くあしらった場面を、かなり気に入ってくれた様子。
面白かった箇所を具体的に挙げてくれるのは、書き手にとってこの上ない喜びだ。

「まぁ、別にあの残念な子を邪険に扱ってもいいんですが、彼との関わりが今後に多少影響出てくるかと思います」
割とソフィヤさんもヒドイよな。






実は、言われるまでもなく心当たりはあったりする。
割と最初の頃、リスボンの酒場で男が「サルミエント商会は裏金もらってるらしい」と言っていたのを聞いた後、広場でアルヴェロと会うと、その噂をアルヴェロに『話す/話さない』という選択肢が出た。
私としては、そもそも他人の足を引っ張るようなしょうもない噂にかかわる気がしなかったし、確証もないのに父親の悪い噂を耳に入れるほど噂好きでもないので話さなかった。

しかし、それからもしばらくの間、アルヴェロはその場に立ち続け、『お前は俺に話したいことがあるだろ、あるはずだ、さぁ話してくれ』と私に目で訴え続け、選択肢も表示され続けた。

あれから月日が経ち、イベント履歴で「あぁ、あれはストーリーイベントだったのか」と知った。
あの判断に迷いも後悔もないけれど、どうしても参加させたいなら、もっと積極的に動きたくなるような動機を用意するべき。
あの程度の押しで自由意志に任せられたら、私以外にも話さないを選んだ人はいると思う。





話は変わって、実は震災後の中断期間中、初期の航海日誌を「我ながら面白く書けてるなぁ」と感心しながら読み返していた。
震災直前の日記(と言っても2月23日分だけど)の出来が悪かったこともあって、震災後はなんとか面白くしようと試行錯誤をしていたのだが、あれやこれやと詰め込みすぎて読みづらいものになってしまった。

周囲の視線を意識しすぎて、ついつい色気を出してしまって失敗する典型例だよな。

ソフィヤさんが笑ったと挙げてくれた日記(これ)なんかは、詰め込みすぎて失敗した実例だ。
アルヴェロをネタにした場面以外でも面白い材料があったのに、ただ単に時系列順に並べただけになってしまった。あれではログをアップしてるのと変わらない。


それが、やっとここ最近、自分でも(というか自分なりに)納得できる出来の航海日誌が戻ってきたような気がする。
この状態がいつまで続けられるかわからないが、これからも過度に期待せず楽しんでいただければ。


愛読者様には心から感謝しています。
posted by すぽきゅん at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラモンの航海日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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