2011年04月30日

その52:海からの贈り物

今日の私は産業スパイだ。
私はリスボン商人ギルドからの依頼で、ここマラガに伝わる「一味違ったおいしいチーズ」の謎を探りに潜入した。

街中でどれだけ巧妙に聞き込みをしても、誰一人口を滑らせる者はいなかった。
これはよほどの重要機密に違いない。
私は長期戦に備えて腹ごしらえをするべく酒場へ入った。

「ああ、そいつはきっとガーリックチーズのことだな。一度食べたら癖になるぜ」
えええええええええ、国家機密は!?
イスパニア情報部との路地裏決闘は!?
私の中でものすごく盛り上がってたのに。
くそぅ、ハードボイルド路線が台無しだ。





「ガーリックチーズが10箱分も欲しいって? そりゃあ無理だ、あれは家庭料理だから店には売ってない。料理ができるなら自分で作ってみたらどうだ。材料はこの町だけで揃えられるし、厨房ならうちのを貸してやるよ」
私が持っている家庭料理の本にもガーリックチーズの作り方が書かれていたっけ。

交易所に行くと、チーズは7樽しか売っていなかった。
「10箱分のガーリックチーズなら、ニンニクとチーズも10樽ずつあれば足りるだろう」
店主、そういうセリフは10樽ずつ売ってから言ってくれ。

とはいえ、なければないでなんとかするのが冒険家の腕の見せ所。
すでに調理レベルが2になっていた私は材料を無駄にすることなく、15箱分のガーリックチーズを作り上げた。



マラガの交易所では、船大工とフレンドになった。
このフォレナ、実はつい昨日ファロの酒場で出会ってるんだよな…。

ファロの酒場で

酒場に入ったら先客がいたので、一杯付き合ってもらったのだ。
たとえ行動力回復が目的だとしても、一人より誰かと飲んだほうが楽しいというだけであって、決してナンパではアリマセンヨ?

…正直言うと、ほとんどすれ違い同然程度の会話しか交わさなかったし、もう出会うことはないだろうと思っていたので航海日誌にも書かなかったのだが、まさか翌日再会するとは思わなかった。

しかも職業を見ると、なんと船大工。
ああ、昨日の時点で気づいていたら、酒をおごった勢いで船の建造を頼み込んだのに!!
悔しがる私を見たフォレナが言った。
「いえ、昨日は調理師でしたから」
それに船大工としては駆け出しだから注文を受けられないともいう。
限界性能の超高級船を求めているわけでなし、そんなこと気にせず作ってくれ。

うーん、そもそも修行中の船大工ってどうやって生活の糧を得てるんだろう?
船大工としての腕を磨くには船を造ることしかないわけだし、買い手があったほうが収入も得られてお互い幸せになれると思うのだが。

まぁ現実問題として、もう一隻作ってもらうには懐も心許ないし、せっかく買った船を無駄にするのも造ってくれたシュタインベルガーとこの船に悪いからな。
そうそう、この船はもちろんサンタ・クララ号と命名したことを付記しておく。



マラガでは大変高価な香辛料サフランが購入できるが、それだけではこの295もの広大な船倉が無駄になるので、私はセウタに寄港して交易品を仕入れることにした。

ところでこの小型キャラック船、三代目サンタ・クララ号の乗り心地だが。
いい。かなりいい。
マストが2本に減ったにもかかわらず、体感ではかなり速くなったように感じる。
キャラベルにつけていたあつえん☆てっぱん(+13/-14)の重石が外れたおかげかもしれないが。

これで船員と大砲の搭載数がもう少し多ければなぁ。
そういえば積載割合の変更はできないのか?
フォレナに今度聞いてみよう。
やはり頼りになるのは専門家だ。



そんなことを考えながらセウタの沖を走っていると。
「船長、見張りの船員が水面に光る物を見たと言ってますぜ。探せば何か高価な物が見つかるかもしれません」
そんなことを言ったって、見つかったためしがないだろうが。
今まで何度騙されたと思っているんだ。
もう二度と騙されないぞ、と思いながらも付近に海賊もいないことを確認して投錨。
探すのは視認スキルか、それとも採集スキルか?

視認:海域や漂流物を発見できます
採集:色々なものを発見できます
アバウトな説明ありがとう、特に採集。

とにかく両方のスキルを使ってみた。
エビが見つかりました!
おいしそうだが、これは違うだろう。
丸太が2本見つかりました!
もしこれのことだったら、見張りの船員はサメのエサだ。
一方の視認スキルは相変わらず何も見つけられない。
ほんっっっとうに役に立たないスキルだ。

「船長、報告があった時点から投錨まで進んでますから、少し戻ってみたらどうですか」
うむ、よく言った。私もそう思っていたところだ。
帆をたたんでゆっくり戻りながら両方のスキルを交互に使う。
同時に使えないのがとても不便だ。

文句を言いながら望遠鏡をのぞく私の目に、水面の反射とは別の光が見えた。
視認スキルを発動しました
Zophyが落としたカロネード砲16門を発見しました!
カロネード砲16門を入手しました!

Zophyyyyyyy!?



えーと、torikichiさんのお母上。ですよね?

赤目の。

カロネード砲の耐久度は88/90。
海戦もとい水仕事のプロであるZophyさんが使いもしない物を買うとは考えにくく。
それって、つまり。
海賊行為の戦利品、だよな。




地中海、ある海域。
「この最新鋭の軍艦なら海賊がきたって返り討ちさ、64門のカロネード砲が火を噴くぜ」
若いイスパニア海軍の士官が顔を紅潮させて言った。
彼が自慢げに右手でなでているのは、鈍い輝きを放つ鉄塊、敵国イングランドで開発された最新型のカロネード砲だ。
「提督、セビリアには婚約者が待ってますからねぇ。ああ、愛しのアーニャ!」
船員たちが声をあげて笑い、このまだ若さを残す船長を冷やかした。
船の上で一緒に過ごした家族たちは心から祝福してくれていた。

暖かな空気を破ったのは見張りの絶叫だった。
「敵襲ーーー!!」
船員たちが一斉に海を見ると、海賊旗を掲げた船がすぐそこまで迫っていた。
「そんな…、見張りに気づかれずにどうやってここまで!」
あっという間に接舷され、渡し板から次々と海賊が乗り移ってくる。
「自慢の大砲も、こうなったら使えないなぁ、海軍の若殿様?」
「無法者め、この船から生きて帰れると…!?」
腰の剣に手を伸ばしたまま、若い提督は倒れた。
「…生きて、なんだって?」
恐るべき早業であった。
「悪いわね、こっちも生活かかってんのよ。娘の養育費だって馬鹿にならないし」
海賊は銃口の白煙を息で吹き消すと、部下たちに指示を出しに向かった。
「すまない、アーニャ…」
提督は婚約者への別れを告げると、力を使い果たして絶命した。


「船長、戦利品はどうします?」
「あー、金貨と積荷は運び込んで、大砲やマストは使わないからこの場に投棄」
「へい、わかりやした!」

(注:この場面の登場人物はあくまで想像における架空の存在であり、実在の人物・団体とはたぶん関係ありません)



という映像しか浮かんでこないんですが!
安らかに眠れ、なもなき航海者。
とりあえず貸し倉庫に入れておこう。

あと視認スキル。
お前はやればできる子だと信じてたよ!
posted by すぽきゅん at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ラモンの航海日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
地中海なら安全海域だからむしろ、PKKに襲われて返り討ちにして捨てたのかのどっちかだとおもいます!

あと、養育費はなかなかもらえません!
Posted by とりきち at 2011年05月02日 05:41
どこか腑に落ちないと思っていたのは安全海域だ!
ありがとう、解けてスッキリしたよ!

初めて拾った漂流物がZophyさんが捨てた物だったのには驚いた。不思議な縁もあるものだと。

> 養育費はなかなかもらえません
他所の家庭の教育方針には口を挟めません。
交渉スキルをがんばって上げてください。
Posted by ラモン at 2011年05月02日 20:41
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