2011年09月07日

その105:遅れてきた男

さて、騙された形で入隊した海軍だが、大海戦には結局参加できなかったし、これからどうしようか。
まぁいいか、辞めるのはいつでもできる。
それよりせっかく海軍に入ったのだから、軍人ライフを満喫することにしよう。

頭を切り替えた私がアムステルダムの海事ギルドで仕事の斡旋を受けると、驚くべきことにいつぞやの水夫の反乱鎮圧依頼が未解決のまま残されていた。

おいおい、いったいどうなってるんだ。
それとも同じような事件が頻発してるのか?
いずれにしても放っておくわけにはいかない。
それに、水夫の反乱鎮圧なら習得したばかりの統率スキルの訓練にももってこいだ。

「通りすがりの軍人だが、ここは一つ私に任せてもらえないかね」
私は依頼を受けると、すぐさまプリマスに渡った。





「未熟な船乗りに出てこられても犠牲を増やすだけだからなぁ……」
そう言われて造船所の頑固親父に門前払いされたのは、今でも忘れられない苦い思い出。
しかし今回は違った。
「なに、アンタはポルトガル海軍の人なのか。それなら安心して任せられる!」
ふっ、こういうときに正規軍人の肩書きは便利だな。

事件発生現場はプリマス沖か。
対岸にあるブルターニュ半島の付け根には、コルセール海賊の本拠地として悪名高いサン=マロがある。
なるほど、危険な海域の航行を嫌がって水夫たちが反乱を起こしたか、あるいは海賊の噂を耳にして自分たちもと考えたか。

★3の依頼とはいえ、砲術スキルを必須とするくらいだから、敵もかなり手ごわいに違いない。
ジルコニアーンの造船による5代目サンタ・クララ号(キャラック級)の真価がいよいよ問われるときが来た。
戦闘準備を整え、気合を入れて出港した私を待ちうけていたのは……。

バルシャ級の反乱

バルシャ級かよ!!!
水夫45人、砲弾20樽、資材50樽を積み込んだ私の意気込みはどこにぶつけたら……。

どうもこの★の数って、難易度の目安として当てにならない気がする。
海事職としてきちんと段階を踏んでいれば、また違う印象なのだろうか?



せっかくのフル装備を活かせそうな仕事はないかと、イングランドの本拠地ロンドンに入港すると、商業地区でValを発見。
「ようVal、久しぶり!」
「ラモン君も元気そうだね。大海戦でうろうろしてたのを見たよ」
!?
もちろん私は全力で否定した。
「体験版が参加できないのを当日に知って所在なさげにうろうろなんてしてないよ!」
これだけ力いっぱい否定しておけば伝わるだろう。
「www」
笑うな、そこ。

「まあなんだ、酒場で一杯やろう」
お、上手いな。
Valのこの一言に感心した。
こういう誘い方は簡単そうに見えて、なかなかできるものではない。
特に、話すときに建物内に移動したり椅子に座る習慣が一般的ではないこの世界では。



酒場に入って適当なテーブルに着いて話を再開。
「最近は何をしてるんだい?」
Valが尋ねる。
「北欧では良質の木材から予備舵を作っていると聞いてね、それを買いに来たんだ」
これは本当だ。
工芸スキルで自作してはと言われたが、長距離航海をしたいので統率や調達を優先したい、と断った。
すると驚くべきことに「そうかそうか、入港許可のないところにもいくだろうからなー」と、Valはいきなり当ててみせたのだ。
なんでわかるんだ!?
「そりゃあわかるさ」とにやにやしながら言うVal。
これには恐れ入った。
理由を聞かれるのが面倒なので、入港許可がない海域に行くことを省いて話したのに、まさか一発で見抜かれるとは。

そんな話をしていると「失礼、初心者の方ですか?」と、一人の男性に声をかけられた。
男性曰く「懐かしい会話が聞こえてきたので、つい」話しかけずにはいられなかったという。
すかさずValが「ここじゃ椅子が足りないし、移ろうか」と提案。
上手いな。
さっきもだが、本当にいいタイミングだ。




俺たちゃ命知らずの冒険者!

「昔、私も入港許可なしの航海をしましたよ」
その男性、リユシュイ氏は言った。
「当時は世界周航ができない時代で、行き先はカリブ海だったのですが、思いっきり帰れなくなりかけまして」
「わかるわかる」
Valが頷く。
いいなぁ、二人にしか分からない感覚があるんだろうな。
私もそういう危険と隣り合わせの航海をしたいんだよ!
このようにして、酒場の一角は、入港制限を恐れない命知らずな冒険家たちによって占拠された。

しばらくして用事のあるValが出て行き、リユシュイ氏と話を続けていると……。
「やあ友よ」
Valが戻ってきた。
定期船に乗るんじゃなかったのか?
まさかとは思うが・・・
乗り遅れた男

「乗り遅れたぜw」
うはははは、やりやがった!
だから「遅れるなよ」と忠告してやったのに……。


その後もtorikichiや、Valが最近ナンパした女の子・愛瀬を交えて雑談、夜は更けていった。

生首で反省

生首になって反省するValの図。
posted by すぽきゅん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラモンの航海日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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