2011年10月30日

その114:マルセイユの売人

マルセイユの商業地区、昨日古物商が立っていた場所を見ると、怪しげな売人は……
アヤシイクスリ

二人に増えていた。

黒い丸薬を『名医の秘薬』と称して売っているのだが、その価格がなんと1D。
怪しすぎる。

「今日のクジ交換に作ったんだけど、余ったのでお分けしてます」
何を言っているのかさっぱりわからないが、余り物だから安いのなら納得だ。
わざわざ1,000Dに値段を付け直してもらって2個買ってみた。
これを水夫に投与すれば疲労回復、過酷な労働もなんのその。

……いろんな意味でギリギリだろ、この錠剤。





マルセイユの海事ギルドで、バレアレス諸島付近で命を落とした船乗りの父親からの依頼を受ける。
船を回収した船大工本人に話を聞くことができた。
「船は実際酷い状態だったよ。生き残りは一人もいなかった。あのあたりではコルシカ海賊が暴れているから、奴らの仕業だろう」
「自分と同じ思いを誰にもさせたくない」という依頼内容からすると、敵討ちではないが、やっぱり原因である海賊を討伐するしかないのだろうな。

さっそく向かったバレアレス諸島近海でコルシカ海賊を撃破。
その際に海賊から奪った所持品が、
海賊の所持品

コレだった。
……この世界の海賊、大丈夫なんだろうか。

コンパスぐるぐる

マルセイユに戻る途中、磁場異常に遭遇。
狂ったように回転を続ける羅針盤、それはまさに悪魔と出会ったかのような、恐ろしい体験だった。
測量術を学んでいる私は現在位置がわかるからまだいいが、持たない人間がこの現象に遭遇したら、さぞ大変だろう。



マルセイユに戻った私はソフィヤと艦隊を組んで、オリーブオイルの産地を探す航海に出た。
実はコルシカ海賊を討伐したついでに、パルマとバレンシアで合計90樽ものオリーブの実を買い付けたのだ。
これをオリーブオイルの産地へと持っていけば、加工用に高く買い取ってもらえるはずだ。

マルセイユ出港前に、ソフィヤの勧めでプルーンを積み込んだ。
相場の二割増しだと聞いて買い控えようとした私に、ソフィヤは言った。
「名産品なので利益は出ますよ」
長距離航海するわけではないのに、そこまでうまみがあるとは思えないのだが……。
「近場でも利益が出るんです」
ソフィヤは断言した。

その根拠というか、ソフィヤの説明は次のようなものだった。
名産品は、交易圏を一つ越えるごとに価値が上昇する。
この交易圏は海域とは違い、陸地に沿って1本の線状に並んでいるというのがポイントで、文化圏と考えればわかりやすいだろうか。
地中海の場合、イベリア半島―南仏&イタリア―ギリシャ―トルコ―近東―北アフリカといった具合に並んでいるらしい。
つまり、地中海を挟んですぐ北と南であるマルセイユとチュニスだが、交易圏では4つ離れた存在……なのだという。

文化圏と考えれば、理屈としては理解できる。
だが本当に、そんなおいしい話があるのだろうか?




オリーブオイルを求めて最初に訪れたのはナポリ。
前に来たときは即ローマに行ってしまったから、ナポリの市街地は満足に見てないんだよな。
そう考えながら交易所に向かうと、見覚えのある名前が。

こんなに立派になって

「メルヴィス……、たしか、ジャン=フィリップ殿の同僚のメルヴィスじゃないか?」
正解。記憶が合っていてよかった。

大刀を背負った「改宗か死か」と迫っていた(であろう)ヤクザ神父も、今や立派な遠洋冒険家。
しばらく話しているうちに、何を誤解したのか、
「ジャンさんの知り合いにもこんな愉快な人がいるんですね」
メルヴィスはこんなことを言い出した。
おいおい、真面目が服を着て歩いているような紳士を捕まえて、それはないだろう。
ソフィヤはラモン・ロドリゲスに向かって考えた
「ジャン=フィリップ殿に聞けば分かるはず!」
メルヴィスはラモン・ロドリゲスに向かって考えた
初対面だろ君ら。
なんでこういうときだけ息ピッタリなんだよ。


メルヴィスが開いていたバザーでは、真綿の耳栓に予備帆、安眠のハンモックが売られていた。
予備帆とハンモックを売ってくれというと、友人価格で半額にしてくれたので、私は元に戻すよう頼んだ。
「値段は元に戻してくれないか」
「友人価格だよ」
「気持ちだけ貰っておくよ。財力も航海者の能力のうちさ。自分の航海の資金は自分で作る、それが海の男ってやつだろ?」
決まった……。今の私は最高に渋く決まった。

海の漢だって言いたいんだろ?

「何て野郎だ、紳士というより…」
メルヴィスも感動のあまり言葉に詰まっている。

言わなくてもわかるぜ、お前の気持ちは。だ、って言いたいんだろ?
フッ……、私に惚れるなよ。

「……成金」

成金!?
たっぷり溜めて言うことそれかよ!?
posted by すぽきゅん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラモンの航海日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/233122587

この記事へのトラックバック

(C)2005-2010 TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved.
このホームページに掲載している『大航海時代 Online』の画像は、『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントを所有しているユーザーが株式会社コーエーテクモゲームスから使用許諾を受けたものです。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。